保護者・指導者の皆様へ 「ふくいっ子に体験してほしい50の自然体験」の目的

 自然体験や環境教育の必要性は皆さんご存知だと思いますが、バランスの良い体験とはどんなものなのかよくわかりません。こどもたちの栄養を考える時には「栄養表」というものがあるのに、バランス良く自然体験をする「自然体験バランス表」というものはあまり見かけません。自然体験もバランスよく体験することが大切です。

 環境ふくい推進協議会では、このバランスを考えた体験メニュー50項目を考えました。なるべくシンプルに体験できるメニューです。あくまでも「参考」にしていただき、できる範囲で体験していただきたいと思っています。
 また、今回は【+地球温暖化を防ぐ10のできること】を加えました。

 今、私たちの生活は、どんどん自然とのつながりを感じられない方向に進んでいます。しかし、地球温暖化防止は、人類だけでなくすべてのいきものにとって最重要課題です。ですから、少しでも自然とのつながりを感じられる、また、自然へ興味がわくセンサーを子どもたちにプレゼントしてあげて欲しいと願っています。

 それぞれのご家庭のペースで、こどもたちの興味や能力のレベルに合わせて無理なく、お子さんの「原体験としての貴重な記憶」になるよう、活用していただければと思っております。

環境ふくい推進協議会 アドバイザー・環境カウンセラー

鈴木順一朗

  • この冊子ではこども向けの文章と保護者・指導者の皆様向けの文章が入っています。これは是非皆さんで一緒に考えてほしいという意図からです。こどもたちへいろいろ教えてあげてください。
  • 自然体験を行うときは、熱中症対策のほか、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、「3密」(密集、密接、密閉)を避ける、こまめに手洗いをするなどの対策をお願いします。

環境ふくい推進協議会について

環境ふくい推進協議会は、環境保全活動に取り組む人々の自発的な活動の推進母体として、環境保全にかかる県民、団体、企業のネットワークづくりや地域に根ざした活動の育成を図り、継続的かつ着実な環境保全活動の推進を図ることを目的に、平成6年に設立されました。

 主な活動内容は、
 ①環境に関する講演会や情報提供、
 ②環境保全団体に対する支援、
 ③地域に根差した実践活動などです。

③の「地域に根差した実践活動」の一環として、環境アドバイザー制度を導入しています。環境アドバイザーとして、自然体験・自然観察分野の専門家の派遣もできますので、この本の体験メニューを子ども会やPTAなどで行う時の指導者選びでお困りの時は、協議会事務局までお問い合わせください。

ホームページで自然体験の施設を検索

 環境ふくい推進協議会のホームページには、自然体験ができる施設を検索できるコーナーがあります。このコーナーでは、市町の施設を中心に、施設名や体験できる内容、ホームページアドレス、電話番号、住所などを紹介しています。

https://www.kankyou-fukui.jp/110_nature_experience/index.html